2011.01.27 Thursday
琳派芸術 / ニュー・スナップショット
オリーブと胡桃。
実物って置いてあるだけで可愛いんだもの。
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掲題の2つの美術展をハシゴしてきました。
前者は日比谷の出光美術館、後者は恵比寿の東京都写真美術館で開催中です。
美術展はジャンルを問わず好きなので、時間ができるとその日に見られるものを探すというのが最近のパターン。予定が繰り上がって急にひまができたりすれば、移動の電車の中で携帯で調べて出かけたりもします。
本当は見たいものに合わせて都合がつけられると良いのだけど、なかなかそうもいかないことも多いの実情。
でもこの方法だと、意外と自分のテリトリーじゃない素敵なものに出会える機会も増えて楽しいことに気がつきました。
今日の展示もそんな2つ。
そして私には超当たりでした☆
楽しかった〜。
すっかり目の保養に。目に栄養注入たっぷりしてきました。
琳派の方は、興味深かったのが「屏風絵」。「襖絵」とはまた違って、平面だけれど屏風なのでジャバラのように絵に角度がつくので、立体感や余白の見え方も変わって見えるんですよね。
一枚一枚で見てもしっかりとした作品になっていて、全部がつながっても当然1つの作品な訳ですからいろいろな見方ができて面白かったです。
今まで屏風絵ってサラッと流してみてたことがよく分かりました。
そして軸や襖、巻物、屏風などすべての絵に共通して構図が本当に素晴らしかった。
余白の使い方や、強い線の見せ方、リズミカルなモチーフの転用など、全く古さを感じることはなくむしろ現代の感覚に近いんじゃないかと思うほどです。
もう1つの写真展の方は、とてもよかったんだけど、見ちゃうとブログ更新にめげるほど写真の違いに(当たり前なんだけど)うちのめされてしまいました。
まあそれはさておき、スナップショットなので、気軽に見られて、視点の面白さを素直に楽しめます。
きっとカメラを持って散歩に出かけたくなるはず☆
希少な瞬間もあるけれど、日常他愛のナイひとつひとつの瞬間を切り取ると、そこがさらに輝いてみえるんですね。
愛に溢れた写真が多いのも心地良かったです。
どちらも2/6までの展示です。アクセスもそれぞれよいところなので、お近くにお出かけの方はぜひ♪
琳派芸術の方は、2/11から第2部の展示もあるそう。
第2部もぜひ行きたいな。