2012.10.15 Monday
瀬戸内 島巡り 男木島・(女木島)・豊島 〜アート編〜
今回の旅のメインテーマは、 島のアート作品巡り。
瀬戸内アートで有名な「直島」には、既に1度訪ねたことがありましたので、今回は掲題の3島巡り。
かなりゆっくり時間をとるつもりで2日かけて3島巡る予定でしたが、実はそれでも時間が足りず
「女木島」には船で寄っただけで、下船はできず(やっぱりね〜時間足りず)、船上から港の作品を鑑賞しました。
ちょっと残念でしたが、その分 他をゆっくり見てまわれたので結果オーライ。
以前訪ねた直島の時に、時間が全く足りなくて駆け足で作品を観なければならなかったのが非常に心残りだったので、今回は観るものを削っても一つ一つをじっくり観賞することを優先にしました。直島にもまたゆっくり出かけたいので、リベンジで再訪するつもりです。
さて、上の写真は高松のフェリー乗り場。
高松市内にも、現代アートの作品が点在しています。
海と空を背景に、鮮やかなタワーがキラキラとして綺麗でした。
女木島の作品。
右手前の黒いピアノのような船と
ちょっと分かりにくいですが、左奥にカモメのフラッグのようなものも作品です。
カモメはずっとこのまま鬼が島の鬼のいる堤防までつながっていきます。
こちらは男木島のフェリー乗り場にある作品。
建物の中に、フェリーのチケット売り場とインフォメーションデスクがあります。
両脇の池に映り込むようにデザインされていて、青空と雲も映り込んでました。
こちらも男島の作品。
路地の傾斜を利用しています。
作品を辿って上に登ると、ちょっとした展望台のように開けた場所に出ます。
男木島には、可愛い作品がたくさんあります。
島の風景に溶け込むようなほのぼのとしたものが多く、現代アートですがほっこり気分に。
男木島は、とても小さな島で傾斜のきつい斜面にぎっしり住宅が密集しています。
住宅街では道が細く車もほとんど走れませんので、島の坂道に必需品になるのがこちらの「おんば」と呼ばれる台車。
島のおばあちゃん達は皆 この「おんば」を押して歩かれているのですが、そのおんばに1台1台ペイントをしたという作品。絵柄もそれぞれいろいろあるそうです。
「ほらここに数字があるでしょ。1台ずつナンバリングされているんだよ〜」
と親切な島のおばあちゃんが教えてくれました。
島散策中、何度かすれ違ったおばあちゃんの牛柄「おんば」。
可愛かったなあ。おばあちゃんとセットで。
その他、男木島でおすすめなのが「うるしの家」。こちらもよかったですとっても。
解説も丁寧にしていただけました。
翌日でかけた「豊島 てしま」の作品。
学校などの廃材を使ったと簡単に説明するには、いろいろ考えてしまう(島の過疎化は深刻なので)作品です。中も見応えあります。
「豊島美術館」。
中に入ると、異空間にどっぷりひたれます。風と水、島の風景、そしてきっといろいろなものをそれぞれ感じ入る素晴らしい作品です。
ぜひぜひ出かけて直接五感を使って体感していただきたいです。
豊島では、見応えのある現代アート作品を他にも見ることができます。
観覧は限定日(週末中心)が多いので、事前にチェックしてお出かけください。
今回観覧日ではなく見ることのできなかったとても興味をそそられる作品があり、そちらもまた再訪してぜひトライしたいと思っています。
現代アートは好みがとても分かれるところであると思いますが、どう感じるかどうか。ちょっと強引だけれど私はこれだけでいいかなと思っています。今回、展示作品に限定日があったり、自分達の時間にも当然限りもあるので、ある程度の情報は確認して出かけましたが、本来なら何もなくまっさらの状態で先入観ゼロで見たらどう感じるか試してみたかったぐらい。うちのダンナさんにはあえてあまり伝えず同行してもらったので、彼はそういう意味では私の理想の形で観賞できたのではないかと思います。
付け加えるなら、一時現代アートに多かった(ように思うのですが)空間を捻じ曲げるような作品や、視覚に圧迫を与えるような作品、閉鎖的な空間のものは、個人的には少々苦手(乗り物酔いしたようになってしまう)なので、今回観賞したものにはそういう作品はなく、安心して堪能できました。
アート編はこれにて。
時間やっぱり足りない。かなりかなりゆっくり目に組んだのですけどねえ。
のんびりし過ぎ?
次回は島編。島の路地や建物、目にとまったこまごまとしたものや、日常の1コマ。
そんなスナップをご紹介します。
こちらの瀬戸内国際芸術祭2013のサイトから瀬戸内アートの作品の情報が見られます。