2009.05.26 Tuesday
演奏会贈り花/カンテレの音色
先日お届けしてきた演奏会の贈り花です。
男性のカンテレ奏者の方で、以前仕事でもいろいろとご尽力いただいた方。感謝とお祝いの気持ちで心を込めて作りました。
今回は華やかな楽屋花というイメージよりは、ふんわりと優しい雰囲気に仕上げたく選んだ色と花材です。
仕上がりは、野性味に溢れた初夏の贈り花といった趣で私自身もとても好みの花にできました。
・・・・・・・・・・・・・花材・・・・・・・・・・・・
・アジサイ
・リョウブ
・ニゲラ
・グリーンセダム
そして、カンテレの演奏会。
カンテレはフィンランドの民族楽器だそうで、小さなハープを卓上に平置きして演奏するような楽器。両手を前後に動かしつまびきながら、レバー操作(半音の調節だそう)や、音の響きを止めるバーのようなものがついていて、独特の手の動きをします。
びっくりしたのは音色です。非常にデリケートな繊細な音色を奏でる楽器で、特に高音の音の響きはまるで湖面の輝き、星の瞬きのようにキラキラ☆です。弦楽器ですが、時折パイプオルガンのような、ピアノのような、オルゴールのような、はたまた不思議ですが電子的な音に感じる時もありました。
フィンランドの雪に閉ざされた冬、家の中で暖をとりながら演奏していたのでしょうかという、お話もあって、とてもイメージが広がる演奏会でした。
花をお届けした奏者のS氏は、編曲を多く担当なさっていて、よく耳にするクラシックの名曲がカンテレ用に、さらに非常に興味深い展開を見せる曲に生まれ変わって演奏されていたのも新鮮な楽しさでした。
音楽って自由でやっぱり楽しい♪