先日、かつての職場の先輩と同僚と食事をする機会がありました。東京の某フラワースクール時代の職場。先輩は今でも同スクールの第一講師としてお勤めされていて、同僚は独立してフリーでフラワースクールを経営。同じ釜の飯!?を食べた仲間ですから昔話や花業界の話などで楽しい時間がどんどん過ぎていきました。
以前の職場では私は営業や広報の仕事をしていて、生徒さんとレッスンで接することはほとんどなく、もっぱら仕事相手は広告代理店、ホテル、百貨店、出版社などでした。ですので、花を扱う業種にいながら毎日触れるのはパソコンと電話。扱うものは「言葉」です。プレゼン、資料作り、撮影の立会いに原稿作り。。。 それはそれはたくさんの貴重な経験を積ませてもらいました。
「書く言葉」はもちろんのこと、相手に説明したり伝えたりする「話す言葉」を含めて、花に関する話題だけでこんなに言葉を駆使する現場にいられたことは、今 思い返してみるとなかなかできない経験だったように思います。当然、プロのライターさんがついてくれる仕事もありますが、表現がどんなに洗練されて素敵であっても、こちらの伝えたいことと微妙にずれていたりすることもありますから、丸投げすることはできません。
当時の仕事をしていた時には、そんなに「言葉」に執着もこだわりも実はあまりなかったのですが、職場を離れて数年たち、かつての仕事仲間だったお二人から「和栗さんの言葉と表現が好きだった」というとても嬉しい声をかけてもらえて、改めて自分が経験できた仕事がどんなに貴重なものだったのかとシミジミとしてしまいました。
ブログを読んでくださっている方は既にお気づきかと思いますが、文章が上手いということではないのです。それは読んでいただければすぐにお分かりだと思います。私は「言葉」も生き物だと思うのです。使い方次第では、文字数や意味以上の伸びしろをだしてくれたり、相手に深いものをうえつけることもできます。その反面、無味乾燥なただの羅列にもなりかねないし、時には暴力となって相手を傷つけることもあります。上手い下手ではなく、「言葉」をそういう生き物としてとらえると使い方や選び方も変ってくると思うのです。
「花」に限定された言葉を使う仕事でしたが、仕事として言葉に向き合うことができたことで、私は普段から言葉使いに非常に気を配るようになりました。素敵な表現や相手を説得するような事ばかりにとらわれることなく、気持ちを素直に率直に伝える為、旬な勢いや表現、それから絶対に相手を不快にさせない言葉を使うように心掛けるようになりました。それを簡潔にやってのけるのは難しいですけれど。。。もちろん、感情も伴いますしね。少なくとも心掛けるだけでも大きく違うはずと信じて、言葉を紡いでいけるようにしたいものです☆
今回の食事の席は北鎌倉の「
近為きんため」さんのお茶漬け席と、その後のお茶は甘味どころの「
三日月堂花仙」さんにて。北鎌倉散策の際には静かで良いところですのでお勧めです。近為さんではお漬物、花仙さんではドラ焼きをぜひお土産に! 美味しいですよ〜♪ 花仙さんでは、甘味どころでいただくとお膳に一枝の花を添えてくださいます。花はお客さんを見て庭の花を選んで切られているとか。心配りが素敵ですね〜☆ 私たちは先輩がピンクのシモツケ、同僚Mちゃんが紫のアジサイ、私は白緑のアジサイでした。へ〜っそうなんだぁ。^^
写真の花は「アスチルベ」。この季節は緑が濃く青々としているので対照的に楚々とした花に目がいきます。小さな火花が散る線香花火のような花がこの時期他にも多くあります。「シモツケ・キョウカノコ・ナナカマド」等等。可憐で清清しい花です。花仙さんを真似して、なんとなく今の気分の花でした☆